生きづらさは
あなたのせいじゃない

これまで頑張ってきたあなたへ



心(感情)は気紛れに暴走するもの

子供は素直に泣いたり笑ったり、実に感情豊かですよね。

人は成長するにつれて感情を表に出すことをある程度コントロールする術を、自然に学んでいきます。しかし感情とは自然と湧いてくるもので、感情を無かったことにしようとしてコントロールしようとすると、いつの間にか溜まってしまいます。

子どもの頃に怒ったり泣いたりすると、親から「怒られる」という経験をした人は多いと思います。

人には喜怒哀楽があるのが当たり前で、どの感情にも良い悪いはありません。
子供時代に怒りや悲しみといった負の感情を受け止めてもらえるという経験ができなかった場合、「負の感情は悪い物」と潜在意識に植え付けられ、大人になってからパートナーや自分の子供が負の感情を出したときに受け入れられず、自身も素直に感情を表すことができなくなってしまいます。

親を怒らせないようにと親の顔色を伺って育った人は、大人になってからも「人を怒らせる恐怖心」を持ち続け、パートナーを怒らせないようにご機嫌を取るために行動してしまい、それが原因でパートナーとの関係に溝ができてしまいます。

パートナーと二人で何かを選ぶとき、自分がどちらを選びたいかという考えは持たず、相手が選びたいほうを自分の選択として選ぶようになります。

自分はどうしたいのか?と自分に問うことがないのです。

でも、そうなったのはあなたのせいじゃないはずです。
あなたにとっても不本意なはず。


感情を感じきる

怒りたいときに怒れない。
悲しいときに悲しみきることができない。
出しきれなかった感情は知らぬ間に蓄積し、後々になって「出せるチャンス」を見計らって、チャンスが来るとここぞとばかりに顔を出します。
顔を出すタイミングは潜在意識が決めているので、自分でコントロールすることはできません。冷静でいたいのにいられない、自分ではどうしようもできない事態に陥ります。

パートナーと話し合いをしようとすると、感情的になってしまい話しができない、
責めているつもりはないのに、相手は責められていると感じてしまったり、逆に相手は責めているつもりはないのに責められていると感じてしまう、という経験をお持ちの方は少なくないと思います。


どうしたら蓄積した感情を解消することができるのか?
心の仕組みを理解し、アーリートラウマと向き合う。

あなたの心のなかに「いる」、
得体の知れない「何か」が、
突然感情を爆発させるなどの制御不能な過剰反応を起こさせます。

その「何か」は、「インナーチャイルド(幼い頃の自分)」と呼ばれているもので、大人になった自分には自覚がないままに心に取り残されている、「子供の頃に負った心の傷(アーリートラウマ)」のことを言います。

心の傷なので目には見えませんが、傷に触れられるととても痛みます。

その心の痛みがキレる、嫌悪感、恐怖、不安といった形で顕在化します。

子供の頃に泣くと親から怒られたという人が持っている傷(アーリートラウマ)のせいで「泣くことは良くないこと」と潜在的に思い込みが発生し、泣いている子供を見るといてもたってもいられなくなったりします。

自分が泣くことを恥ずかしいことだという思い込みがあるので、悲しみの感情を出すことが苦手で、悲しみから逃げるようにもなります。

「なぜかわからないけど子供が泣いているのを見ていられない」という自分の気持ちを認識する、その気づきがファーストステップです。

どこにどんな傷があるかが分かったら、その傷を手当てすれば傷を癒やすことができます。

「安心して泣いていいんだよ、大丈夫だよ」と子供の頃の自分に分からせてあげることで傷の手当てをし、癒やされ、やがて過剰反応は起きなくなります。
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